ソニーが1979年に発売した携帯型カセットプレーヤー「ウォークマン」。
音楽を「どこでも楽しめるもの」にしてくれた画期的な発明でした。
学生時代は、約一時間ほどの通学時間に電車でよく音楽を聴いていました。
今やスマートフォンで音楽を聴くのが当たり前の時代ですが、ウォークマンは現在も独自の進化を続けています。
ウォークマンの歴史:音楽の自由を切り拓いた存在
ウォークマンの初代モデル「TPS-L2」は、カセットテープを使ったポータブルプレーヤーとして登場しました。
そこに登場したウォークマンは、手のひらサイズで肩掛け不要、しかもイヤホンで「一人で」音楽を楽しめるという画期的な体験をもたらしました。
当時はカセットテープで聞いていたので、別のアルバムを聞きたければ、何本もカセットテープを持ち歩く必要がありました。
現在は、SDカードひとつで好きなアーティストのアルバム全てを持ち歩けるので、とっても楽!
昔のラジカセとの違い:音楽をスマートに持ち運ぶ
1970〜80年代には、ラジカセを肩にかけて街を歩くスタイルが流行したことも。(映画やドラマでみたことある人も多いでしょう)
それしかないので仕方ありませんが、サイズや重さ、電池の消耗、騒音などの課題もありました。
(私はやったことありませんが)
一方、現在のウォークマンは――
- ポケットに入るほどのコンパクト設計
- 長時間バッテリーで気軽に持ち歩ける
- 高性能イヤホンやヘッドホンと組み合わせれば、周囲に音を漏らすことなく高音質を楽しめる
スマホより小さい手のひらにすっぽり収まるサイズ。カバンやポケットの中で邪魔になりません。
まさに、昔のラジカセでは考えられなかった「スマートで静かな音楽体験」が、今のウォークマンでは可能なんですね。
今のウォークマン:スマホとは違う“音楽専用機”としての魅力
スマホひとつあれば音楽も持ち歩ける時代ですが、バッテリーの消耗とか気になりませんか?
途中で電話や通知が入ったら、どうしてるんだろう?
私は家でも外出先でも、あえてウォークマンを使います。
1. 圧倒的な音質
ソニーのハイエンドモデルでは、ハイレゾ音源に対応し、デジタルアンプ「S-Master HX」やバランス出力など、音質に徹底的にこだわった設計になっています。
音の厚みや広がり、細かなニュアンスまで表現するその実力は素晴らしいですね。
2. 音楽に集中できる
スマホは通知やSNSの誘惑が多いですが、ウォークマンは音楽再生に特化しているため、まるでレコードをかけてじっくり聴くような集中力で音楽と向き合えます。
3. Bluetooth対応で車内でも再生できる
現行のウォークマンはBluetooth接続に対応しており、カーオーディオとも簡単に接続可能です。
スマホと同じように車内のスピーカーから音楽を流せるため、ドライブのお供にも最適。
少し昔は車を買い替える度に、カーステに入れた音楽を再度CDから取り込みなおす作業が大変だったなー。
こんな人におすすめ!
- ラジカセ世代の音楽ファン
- 音質にこだわる本格派のリスナー
- スマホと音楽を分けて楽しみたい人
- 外出先や車の中でも高音質で音楽を楽しみたい人
おわりに
ウォークマンは、かつてラジカセでは叶わなかった“手軽で高音質な音楽体験”を、今の時代に合わせた形で実現してくれる存在です。
音楽の楽しみ方は時代とともに変わってきましたが、「いい音をどこでも気軽に楽しみたい」のは、今でも変わりないと思います。
Bluetoothによって車内でも手軽に接続できる今のウォークマンは、音楽好きの毎日にさらなる彩りを加えてくれています。